つくばハウジング史 公営公団の住まい

団地
 つくばのハウジング史の中でまず注目したいのは、公営・公団(現 UR)による集合住宅や戸建て住宅団地である。 研究学園都市という典型的な郊外ニュータウンにおいて、いかに“集まって住む”のか、様々に試行錯誤がなされ、全国に先駆けて、多種多様で実に興味深い空間的試みがなされているのだ。
 そして、住まいとして20~30余年を経て成熟期を迎えたこれら建築物は、これからの日本住環境計画の在り方を再考する上での、生きた資料ともいえる。
 ここでは、これら住宅地の現在の様子をとらえた写真とともに、その特徴を紹介する。

文、写真、図面/梅本舞子

*印の図面は「つくば建築フォトファイル」NPO法人つくば建築研究会 編から許可を得てお借りした物です。